京都能楽養成会

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流派を越えて、
京都の若手
能楽師さん達を
育てようという
組織で、定期的に
研究発表会を
されています。
本日は今年度の
第四回目。
金剛能楽堂で
催されました。

舞囃子三番、狂言一番、
ワキ語(かたり)、狂言独吟があり、
キリは半能(後半だけを演じる形式)
『張良』を袴能(装束・面を付けず、紋付と
袴で演じる。)で。この曲はワキ方がとっても
活躍される場面があり、重い伝授物となっている
そうですが、今夜は先日「上燗や謡ライブ」に
出演された、原大(はらまさる)師が挑戦
されました。

おワキではありますが、タイトルにもなっている
「張良」役。兵法の奥義を伝授してもらおうと、
「黄石公」(シテ)という老人に会いに行きますが、
これがイジワルじいさんで、馬の上から
履いていた沓を川の中へ、取って来いと
いわんばかりに蹴落しよります。

スワヤと張良は飛び込んで拾いに行きますが、
激流に阻まれて手が届きません。二度ほど
失敗するうち、なななんと大蛇が現れて
その沓を奪っていくではありませんか。
今度は張良、剣を抜いて立ち向かい、
見事に大蛇から沓を奪還。黄石公に
履かせてあげます。その働きにより、
張良は秘伝の巻物を手にすることが
できました。めでたしめでたし。

土橋の上から川に飛び込むところからが
最大の見せ場で、原師は的確な動作で
キビキビとこなしておられました。
そのようにお見受けしました。
養成会で修練を積まれている現在の
お立場と、張良の役とがピッタリ重なり、
また誠実なお人柄とも相まって、
ひた向きさを強く感じました。
これからのご活躍がほんとに楽しみです。

ところで、「黄石公」が沓を落とす時、
シテの横から後見が舞台上に投げ出す
のですが、あれって行き過ぎて白州に
落ちたらどうなるのでしょう?それで
なくても、大蛇役のツレが拾わなければ
いけませんから、適当な地点に止める
必要があります。なかなか難しそうです。

金剛能楽堂の写真を撮り忘れましたので、
先日玉台寺さんで頂いた柿の画像を
アップしました。

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  • 原大師『張良』初演

    Excerpt:  今日は金剛能楽堂にて催された京都能楽養成会研究発表会に。予定があったので、途中からになりましたが、目当ての原大師の半能『張良』初演には間に合いました。京都能楽養成会 研究発表会 ◆9月26日(月).. Weblog: 「能楽の淵」管理人日記 racked: 2005-09-27 00:45