釉薬(ゆうやく)

「上薬=うわぐすり」ともいいます。
同業者との会話では単に「くすり」と呼ぶことが
多いです。今日はその釉薬を調合する
「くすり合わせ」をしました。

水をはったバケツを用意しておいて、
粉末状になっている数種類の原料を
投入して混ぜます。雑物を取り除くため、
目の粗さの違う簁(とおし)で二回漉します。

粉末時の重量比で調合しますが、
当然のことながら目指す焼物によって
違いますし、例えば「青磁」と一口に云っても
様々ですので、その割合は窯元や個人が
夫夫工夫していて、いわば「秘中の秘」です。

ただ、焼き上がりは生地の土や焼成の仕方で
ずいぶん変わりますので、釉薬の調合を
教えてもらえてもそれだけでは再現することは
難しいですね。

京都を舞台にした「はてなの茶碗」という
落語があります。傷もない茶碗から
ポタリポタリとしずくが漏れる。
不思議に思った茶道具屋の主人が「はてな?」
とつぶやく処から騒動が始まります。
この噺の中で「うわ薬にもなんの障りもない」
というセリフがありまして、何も可笑しい所では
ないのですが、一人でニヤッとしたり、
ヒヤッとしたりしています。

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