河村定期研能会(初会)

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昨年十二月十九日にご紹介しました通り、
http://gekkasui-mokkindou.at.webry.info/200512/article_22.html
観世流シテ方、河村隆司師の「観世寿夫賞」受賞記念の
演能が行われました。あの日読めなかった『誓願寺』の小書き
「乏佐之走」は「ぼさのかけり」と読むことも判明しました。
「乏佐(ぼさ)」は「ぼさつ=菩薩」の異表記だそうです。

『誓願寺』は初めて拝見する曲でした。
「歌舞の菩薩」となった和泉式部が、一遍上人の前に現れ、
虚空に華降り音楽聞こえ異香薫じる中、阿弥陀如来の
来迎の様を再現して見せるという、解説の河村晴久師の
「有り難い、がテーマです。」というお言葉通りの曲でした。

後の装束は白づくめ。頭には白蓮を戴いた神々しいお姿
でした。(「佛と神は水波の隔て」という詞章もありました。)
拝見しているうち、「山越の阿弥陀図」やら平等院鳳凰堂の
「阿弥陀如来坐像と雲中供養菩薩像」やらが目に浮かんで
きました。しまいに、真如の月となって舞台上で白い光を
放っておられました。隆司先生ご自身が「歌舞の菩薩」だと
思いましたし、何が有り難いと云って隆司先生の存在が
「有り難く 尊い」ものであると思いました。橋掛かりを
戻られる後姿に、思わず手を合わせていました。

私の拙い文章では上手にお伝えできませんし、かえって
誤解を招くかもしれませんが、本当に素敵な舞台でした。

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この記事へのコメント

hoom**
2006年01月26日 22:13
あ~~、ホントに行きたかったです。
どうしても身動きがとらなかったのですが、
拝見できなかったのが、残念で残念で…

日曜には京都へ参りますので、
その時にまた詳しくお話を聞かせてください。
宜しくお願いいたします。
月下酔 黙琴堂 主人
2006年01月27日 10:25
>hoom**さん
河村舞台は満員でしたが、
それでも、もったいない、
もっと多くの人にと
思いました。申し訳ない
ような気持ちが致します。
あの場に居合わすことが
「有り」「難い」ことで
あったと感謝しています。

日曜日にお目にかかれる
のを楽しみに致しており
ます。どうぞ宜しく
お願い申し上げます。

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