花筏

台風5号が宮崎に上陸。
九州を縦断しているようです。
京都は雨こそ降らないものの、
一日中強い風が吹きました。
…台風とはなんの関係もありませんが、
「花筏(はないかだ)」という落語がありまして。

花筏はお相撲さんの名前、四股名です。
タイトルになっていますが、話の中では
名前しか登場しません。ちょっとお能の
『葵上』に似ています。似ているといえば、
病の床にあるというのも一緒ですな。
お相撲さんだけでなく、男はみんな頭に
髷を載せていた時代のお話です。

大坂相撲が播州高砂で十日間の興行を
請負います。ところが直前になって人気者の
大関(当時の最高位)花筏が急病を患い、
敷居から一寸も出てはならんとドクターストップが
かかります。

勧進元からは、せめて土俵入りだけでも
見せて欲しいと懇請があり、親方はやむなく
提灯屋の徳さんを身替わりに立てて
乗り込みます。ところがこの徳さん、体格が
いいだけに毎日飲むわ食べるわ。日に
飯は一升酒は二升、挙句に女中部屋に
忍び込むという不始末。

業を煮やした勧進元が、そんだけ元気なら
素人相手に一手や二手教えてもろても
罰は当たりまへんやろ、とねじ込む。
とうとう徳さん、千秋楽で千鳥ヶ浜と取り組む
はめに。この千鳥ヶ浜、素人とはいえ
大坂相撲の玄人を相手に初日から勝ちっぱなし。
さて徳さんの運命や如何に。

なんにせよ、写真もテレビも無かった時代、
名前は知っていても顔は見たことない、
という時代なりゃこそ成り立つお話でありますな。
サッカーしてたのは実はソックリさんだった…。
ということは無いんでしょうなぁ。

旧暦[六月二十日 六月中大暑]

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