かほどに早き光の陰の

シテ方観世流の味方健師主催の
「嶂(みね)の会」を拝見してきました。

曲目は味方健師の『鸚鵡小町 杖三段之舞』
(おうむこまち つえさんだんのまい)、
ご次男團(まどか)師の『小鍛冶 黒頭』
(こかじ くろがしら)。

林喜右衛門師の独吟『倶利伽羅落』、
各師による仕舞五番。中にも片山九郎右衛門師は
術前と変わらぬ元気なお姿で『実盛』を舞われました。

茂山忠三郎師の狂言『月見座頭』は初見。



百歳になろうかという小野小町。
衰えたりとはいえ、機智と矜持を失わぬ女性の
昔を思う心。
 「 雲の上はありし昔にかはらねど
    見し玉だれのうちぞゆかしき

  一見、手抜きを機智で糊塗したかに見えて、
  じつは小町の心情の吐露、これにまさる
  ものはなかった。 」
シテご本人の言葉がそのままモチーフとして
一曲が貫かれておりました。
「望憶」とはこれかと。

旧暦〔神無月四日 九月中霜降〕

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