伝説の至芸 観世寿夫

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先日の雨降り以来
落ち葉が増えてきました。
お掃除が大変ですね。

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今年は観世寿夫没後30年とのこと。
NHK教育テレビで特集番組がありました。
50分足らずというのはいかにも
短かかったですが、動く観世寿夫を初めて
観ることができました。

仕舞『海士』、能『俊寛』・『井筒』の一部分や
他の演劇の一シーンの映像が映されました。
『俊寛』は寿夫もさることながら、ワキの
宝生弥一の存在感、謡の迫力に圧倒されました。

『井筒』は「つついづつ」と謡い出すキリの部分。
それまで胡坐で観ていましたが、その声を聴いた途端
正座になって背筋を伸ばしていました。

ところで能の録画というのは記録として貴重ですが、
鑑賞には向かないなと改めてつくづく思いました。
もう生では観られないのだから贅沢を言っては
いけませんけれど。
「冠直衣は女とも見えず 男なりけり業平の面影」
と井筒に駆け寄って薄を掻き分け井戸の中を見込む。
沈黙の後「見ればなつかしや」とシテが謡う
一曲のクライマックスでカメラがズームインして
いくので、我知らず「動かすな!」と画面に叫んで
しまいました。叫ばずにおれないぐらい
素晴らしかったのです。

カメラが切り替わる度、ズームが使用される度に
ストレスを感じながらも、観世寿夫の姿の美しさ
舞の手強さはそれを突き抜けて伝わってきました。


番組のゲスト、野村四郎師が話されていましたが、
「(謡は)息を引いて」としょっちゅう仰っていた
というエピソードも興味深かったです。

旧暦〔神無月三十日 十月中小雪〕

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