継承の美

今日は外回りの日。家を出た途端に
大粒の雨が降り出し、豪雨の中
車を走らせました。先日の日蝕の
時より暗かったです。

用事の合間に、京都文化博物館で開催中の
「片山家能楽・京舞保存財団『第十三回
能装束・能面展』 ~継承の美~」を
拝観してきました。
片山家のみならず、能の家では毎年この時期、
所蔵の装束や能面などの虫干しをされるそうです。
その中から年毎のテーマに沿って選ばれた
数十点が展示されます。今年のテーマは「継承の美」。
伝来の装束・扇・鬘帯と、それを模して近年に
造られた所謂「写し」とが並べられていました。

会場に入ると、ご当主の片山九郎右衛門師が
列品の前で解説のマイクを握っておられました。
途中からになりましたがラッキーでした。
「私の身丈はクジラ(鯨尺)で三尺八寸…
四尺もあれば充分ですが、最近の若い人は
四尺二寸…四尺五寸でも短いことがあります。」
とのお話。なるほど新旧の装束を見比べますと
その丈の違いは歴然です。寸法をそのままに
複製すると、現代の人の体格ではツンツルテンに
なってしまいますね。

一両の装束を造るのに、いかに多くの人手と
時間が使われいることか、とも話されていました。
見事に再現された技術の高さに、西陣の底力を
感じ嬉しくなりました。

九郎右衛門師のお話は終わりまで拝聴できましたが、
ここでタイムアウト。面打ちの見市泰男氏による
能面解説や、その後のトークセッションを断腸の
思いで諦めて会場を出ました。
それにしても、能の逸品を間近に観る事の
できる得難い機会です。しかも無料で。

旧暦〔水無月十一日 六月中大暑〕

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