テーマ:お能

寧楽逍謡 第五回

京都芸術センター主催の素謡の会、 「寧楽逍謡」(ならしょうよう)。 六回シリーズで、今夜は第五回。 曲は『葛城』でした。 地名は「かつらぎ」。阪神の選手の名前も「かつらぎ」。 でも謡の曲名は「かづらき」。濁点の位置が違います。 雪の曲。詞章も素晴らしいですし、節がこれまた 誠に流麗。作者は金春禅竹に影響を受けた…
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追善別会

 12月5日 昨年五月に急逝されたシテ方観世流能楽師の 河村隆司先生の一周忌追善別会が、 京都市上京区の河村能舞台で行われました。 ご子息、河村栄重(ひでしげ)師の能『砧』。 甥に当たられる河村和重(かずしげ)師の 能『恋重荷』などの番組。 改めてこの一年半の時間を思いました。
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歳末能

「露をも宿す月影に  重ねて落つるもみじ葉の  色にも交じる塵泥(ちりひじ)の  積もる木の葉を掻き集め  雨の名残と思はん」 (『雨月』) 晴れているかと思えば 冷たい驟雨が降り注ぎ、 やがてまた明るい日差しが戻る。 そんな繰り返しの一日でした。 京都に冬の訪れを告げる時雨です。 多く落葉した中に、ひ…
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上京薪能

近年、蹴球関係者の崇敬を集める 京都市上京区の白峯神宮。 その境内で第45回を迎えた 上京薪能が開催されました。 上京区130周年記念という冠がついています。 火入れ式の前に門川京都市長のご挨拶が あって、そのことに触れておられました。 時代が明治となった混乱期、京都の人は まず小学校を作り、続いて上京区を作った…
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前川七曜会祖先祭

太鼓方金春流の前川光長、光範両師主宰の七曜会。 京都観世会館へ発表会を拝見に参りました。 素人会ということを忘れて聴き入るほど お上手な方もあり、熱演の連続でした。 能の上演形式には色々あります。 人声だけのもの、器楽だけのもの、 そのコンビネーション。夫々に 舞が入ったり入らなかったり。 今日は太鼓の会ですので…
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継承の美

今日は外回りの日。家を出た途端に 大粒の雨が降り出し、豪雨の中 車を走らせました。先日の日蝕の 時より暗かったです。 用事の合間に、京都文化博物館で開催中の 「片山家能楽・京舞保存財団『第十三回 能装束・能面展』 ~継承の美~」を 拝観してきました。 片山家のみならず、能の家では毎年この時期、 所蔵の装束や能面など…
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寧楽逍謡 『国栖』

京都芸術センター主催の素謡の催し、 「寧楽逍謡(ならしょうよう)」。 奈良に関わりのある曲を集めた今年度のシリーズ。 第二回は吉野が舞台の『国栖』でした。 後場は天女と蔵王権現が現れて、清見原天皇こと 大海人皇子の将来を予祝するという霊験譚ですが、 前場はシテのお爺さんがアイの侍供をやり込める、 面白いお芝居の場面…
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月はひとつ

第31回「近藤乾之助試演会」を 拝見してきました。 番組は仕舞『八島』(観世流の『屋島』)。 狂言『富士松』。 そして近藤乾之助師の袴能『松風』脇留。 とても私などには言葉に出来ない 素晴らしい舞台でした。 鏡板の松の後に群青の海が見えました。 旧暦〔皐月十日 四月中小満〕
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青嵐会

お稽古をしています舞と謡の発表会がありました。 年に一度の開催ですが、今回はほぼ五年に一度の 全国大会。京都と共に、府中、熱海、網野、徳島の 各教室、更に大谷大学能楽部合同の催しとなりました。 小生は素謡『竹生島』のワキと、仕舞『箙(えびら)』で 舞台に立たせていただきました。大過なく(??) 終えることができて、ほ…
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天下一

京都の手仕事を紹介するKBS京都の テレビ番組「京のいっぴん物語」。 今日の逸品は「能面」でした。 「能面」と書くと「のうめん」、 「面」と書くと「おもて」と読んで、 能の道具の中では別格の扱いを 受けるのだそうです。 装束がどれほど大事にされても 消耗品的の性格であるのと対照的です。 演者として、シテ…
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五流競演

京都の囃子方でつくっておられる 同明会主催の会が催されました。 今回、能と狂言は無く、シテ方五流による 舞囃子の競演となりました。 観世・宝生・金春・金剛・喜多、各流が 二番ずつの計十番。観応え聴き応えがありました。 普段拝見する機会の少ない流派の舞台は 殊に興味深かったです。 珍しい番組構成でしたが、是非ま…
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そこにある危機

雑誌「サライ」3月5日号の 特集は「能・狂言」。 現在の能界を俯瞰したり、 歴史的なことをコンパクトに 勉強できたり、能舞台を訪ねる 旅心を刺激されたり。 写真・図版も多くて楽しめます。 中で感銘を受けたのが、シテ方観世流の 片山九郎右衛門師のインタビューです。 素敵な笑顔のお写真ですね。 藝そのもの…
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能の花を語る 第五回

シテ方観世流、河村晴道先生の講話会、 「能の花を語る」第五回が開催されます。 4月11日(土)午後2時より。会場は 京都市中京区の「ハートピア京都」です。 今回のテーマは「因果の苦しみと魂の救済」で、 『阿漕』『善知鳥』『鵜飼』の三曲を通して 生きることの意味と因果の苦しみ、そして 魂の救済についてお話しくださると…
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寧楽逍謡

昨夜から降り始めた雨が 今朝まで残って、散歩には行けず。 その後雨は止んだものの 北風が強くなりました。とはいえ、 芯まで冷えるということはありません。 京都芸術センター主催の素謡会。 シリーズ第五弾のタイトルは 「寧楽逍謡(ならしょうよう)」。 サブタイトルが 「謡と一緒に、奈良を行こ。」 ということで、奈良を…
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「源氏の恋模謡」第六回 最終回

京都芸術センター主催の素謡シリーズ第四弾、 「源氏の恋模謡」も最終回を迎えました。 今回はまとめにふさわしく『源氏供養』でした。 源氏物語に取材した他の曲は、 登場人物が主人公ですが、 この曲は作者紫式部が 主人公であります。 作者と作品、そして創作活動が テーマとなっている点で、 まとめにふさわしいかなと…
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お稽古会余話

「稽古不足を幕は待たない  恋はいつでも初舞台」 とはよく云ったもので、 緊張するのは初舞台の頃と あまり変わりません。 先日の素謡『鉢木』でも、 舞台に座って自分の出番を待つ間に 心臓がバックンバックンし出して、 その振動で上体が揺れました。 そんな大層なと思われるかも知れませんが 本当です。視界も細かく動きま…
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お稽古会

新年会という名のお稽古会がありました。 今回私は仕舞『和布刈(めかり)』と 素謡『鉢木』のシテをさせていただきました。 お稽古を始めて11年目になりました。 四十の手習いでということもあり、 なかなか進歩いたしません。 それでもこの会に向けて、充実したといいますか、 中身の濃いお稽古を付けていただき、 下手は下手…
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リニューアル

京都観世会が発行されている 月刊の会報誌『能』のデザインが 平成21年1月号より新しくなりました。 これまでのものは1ページがA4サイズの 3分の1くらいの縦に長い紙面でした。 それがA5サイズになって、表紙の写真も モノクロからカラーになりました。 能会の番組は横に長いのが常ですので 紙面がワイドになってた…
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「無形文化遺産 能楽」

能楽がユネスコによる無形文化遺産に 登録されたことを記念して、能楽協会主催の 第一回公演会が催されました。 観世流、観世清和師の能『松風 見留』。 和泉流、野村萬師の狂言『萩大名』。 宝生流、近藤乾之助師の能『国栖』。 地謡、三役も錚錚たる方達が出演され、 見応えのある会でした。 次回からも毎年十二月に開催予…
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安達原の黒塚に

観世流の『安達原』は他流の『黒塚』。 宝生流、近藤乾之助師の『黒塚』を拝見しました。 前場、枠桛輪(わくかせわ)を繰る場面。 一人の老女の哀しみが静かに広がり、 さながら『姨捨』を観ているようでした。 ストーリーに気を取られがちな曲目ですが、 能としてのドラマはまた別の処にあるのだと、 深く感銘を…
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寄る辺なき

快晴の穏やかな朝。比較的暖かく 感じられるものの、冬至に向かって 日の出がどんどん遅くなっています。 京都芸術センターの素謡の会、 「源氏の恋模謡」を拝聴してきました。 第5回の今夜は『浮舟』でした。 写真は能で後シテが着用する唐織です。 これを一心太助のように右肩だけ脱いで 着付けるのが常の形だそうです…
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伝説の至芸 観世寿夫

先日の雨降り以来 落ち葉が増えてきました。 お掃除が大変ですね。 今年は観世寿夫没後30年とのこと。 NHK教育テレビで特集番組がありました。 50分足らずというのはいかにも 短かかったですが、動く観世寿夫を初めて 観ることができました。 仕舞『海士』、能『俊寛』・『井筒』の一部分や 他の演劇の一シーン…
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学園能 08

朝方は薄っすらと日が差したものの、 予報通り次第に雲が厚くなり、 終日降ったり止んだりのお天気。 時折強く降りました。 まとまった雨は久し振りです。 上京区の河村能舞台へ今年の 学園能を拝見に行きました。 今回は『絵馬』と『車僧』、 能が二番出ることもあってでしょうか、 悪天候にも拘わらず見所は 賑わっていました…
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我家の文化の日

予報通り、昨夜から今朝にかけて雨。 次第に小降りになり、昼頃からは 雲も薄くなり明るくなりました。 今日は私家版文化の日でした。 まず、京都文化博物館へ、 叡山学院の墨跡展を拝見に。 大津市坂本で農と染織のお仕事を されている「麦の家」の、 山崎祖祥さんの書がお目当てです。 今年は仮名で芭蕉の句「山路来て 何…
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あかあかや

久し振りに朝から快晴。 赤々の葉。 味方健師の「能本をよむ会」。 第215回の今日は『千引(ちびき)』でした。 因州候、池田吉泰の時代に盛んに上演 されたものの廃曲になっていたものを、 鳥取県の委嘱で味方先生が復曲されました。 あらすじだけをお話しますと、ちょっと 荒唐無稽に思われるかもしれませんので、 …
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かほどに早き光の陰の

シテ方観世流の味方健師主催の 「嶂(みね)の会」を拝見してきました。 曲目は味方健師の『鸚鵡小町 杖三段之舞』 (おうむこまち つえさんだんのまい)、 ご次男團(まどか)師の『小鍛冶 黒頭』 (こかじ くろがしら)。 林喜右衛門師の独吟『倶利伽羅落』、 各師による仕舞五番。中にも片山九郎右衛門師は 術前と変わらぬ…
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「能の花を語る」 第四回

シテ方観世流の河村晴道師の 京都での講演会「能の花を語る」。 第四回が来る十一月三日(月・祝) 午後二時より、ハートピア京都にて 開催されます。 今回のテーマは「秋の色・紅葉の曲」。  「 四季の移ろいの中で   育まれてきた日本文化   能にも季節感の溢れる曲が   多くあります   今回は紅葉に縁…
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美馬能

神戸淡路鳴門自動車道の 淡路SAにあります観覧車。 秋晴れの空に映えていました。 今渡って来た、明石海峡大橋です。 世界一の吊橋。絶景かな。 須磨ノ浦が見渡せます。 鉢伏山が海に突き出したように 見える辺りが一ノ谷でしょうか。 凡そ八百年の昔、源平の合戦の様子や 落ち延びる平家の軍船の数々を この…
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第44回 上京薪能

台風13号が接近し、西日本各地で 被害が出ました。京都も未明に 強い雨音がして目を覚まさせられました。 その後止んだり降ったりで、 徐々に回復していきました。 蹴鞠に縁の有るお宮さんとして、 近年サッカーを始め球技の 競技者や応援者の崇敬を 集める白峯神宮。 そちらで毎年開催され44回目となる 「上京薪能」で…
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長月七日のこの月を

ご近所で見かけた四弁の桔梗。 珍しいですね。 素謡の会「源氏の恋模謡」を聴きに、 京都芸術センターにでかけました。 今日の曲は『野宮』。長月七日の嵯峨野が 舞台ですので、会場には秋のお花が活けられて 雰囲気を醸し出していました。 毎回、入場者数の記録を更新しているのではと 思うぐらい。今回も160名超のお…
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